引っ越し料金を30,000円安くする方法
2016/04/10
小物は乗用車等を使用して自分で運び、大きな家具のみを引っ越し屋さんに頼むという方法があります。
そうする事で、トラックの大きさを一回り小さくでき、作業員も1名減らすことができます。
ただし、以下の方のような場合は難しいかもしれません。
- 単身で引っ越しをする方
- 荷物が少ないお宅
- 移動距離があり、転居先へすぐ行けないお宅
- 引っ越し直前にならないと転居先の鍵が引き渡されないお宅
などです。
単身の方や荷物が少ないお宅は、小物を自分で運んで減らしたところで、あまり荷物の量に変化はないと思いますので、はっきり言って引っ越し料金は安くなりません。
また、移動距離が遠い場合は、ガソリン代が掛かったりしてしまい、本末転倒です。
転居先の鍵が引き渡されていない場合も、やはり難しいですね。
この方法は、4トン車以上が必要なご家庭の場合に有効だと思います。
それと、見積もりの際は、一度、全ての荷物を運んでもらう前提で、引っ越し屋さんに見積もり金額を出してもらい、そのあとに、
小物は自分達で運ぶので、大きな家具だけを運んでもらったらいくらになりますか?
と聞いてみると良いと思います。
最初から大きな家具だけで、と切り出すより、あとから言ったほうが、営業マンも少し割安感を出さないとマズイかなという心理が働く場合があります。
また、トラックに積み切りという裏メニューもあります。
積み切りとは、家の荷物を全て引っ越し屋さんに運んでもらうのではなく、トラックがいっぱいになるまで積んでもらい、荷物が残ってしまっても引っ越し屋さんは運んでくれないので、自分達で運ぶというプランです。
たとえば、4トン車と2トン車を1台ずつで、トラックを合計2台使用するという見積もりを出されたときに、
じゃあ、4トン車の積み切りで見積もりを出してもらえますか?
と言えば、2トン車1台分の料金は必要なくなります。
また、通常で言えば、最低でも作業員1名はいらなくなりますので、少なく見積もっても40,000円は安くなると思います。
ただし、このプランでも自分達で荷物を運ばなくてはなりませんし、少し大きめの荷物も運ばなくてはならなくなるかもしれません。
基本的には、絶対、自分達では運ぶことの出来ない冷蔵庫などの大きな家具からトラックに積んでいってもらい、徐々に中位の大きさの家具を積んで、最後のあまったスペースに小物を積んでいくという手順になります。
ですので、デメリットとしては、引っ越し屋さんが考えながら積んでいくので、多少時間が掛かります。
また、少し大きめの荷物が残ってしまうかもしれません。
たとえば、布団やカラーボックス、自転車、タイヤなどです。
このようなデメリットはありますが、引っ越し屋さんに大きな家具だけを運んでもらうより、積み切りのほうが安くなると思います。
それは、上記の例で言えば、大きな家具だけを運んでもらうプランだと、トラックのサイズが変わらない事があるのですが、積み切りの場合、営業マンは確実に2トン車の料金はカットしなければならないからです。
また、営業マンが作業員の料金をカットしなかったとしても、お客様としては、
2トン車が1台減ったのだから、作業員も最低1名は必要ないんじゃないの?
と強気で言えるからです。
このような点から、積み切りのほうが安くなります。
それと、忘れてはいけないのが、この場合も、通常の見積もりを出してもらってから、積み切りの見積もりを出してもらってください。
そうしないと、安くなりませんので。
また、見積もりを出してもらったけど、トラックの台数が2台にならないから、この手は使えないと思われた方は、トラックをサイズダウンして、積み切りの見積もりを出してもらってください。
たとえば、4トン車1台の見積もりであれば、
2トンロングの積み切りだといくらになりますか?
と聞いてもらうと良いと思います。
すると、トラックのサイズダウン分は安くなりますし、運転手を含めて、作業員4名で見積もりを出していた場合は、作業員1名分は必要なくなります。
2トンロングで作業員4名は、普通、あり得ませんので。
最後に、積み切りの場合は、必ず、営業マンに荷物はどれ位積めて、どれ位残るか聞いてください。
おおよそは教えてくれますので、残る分は前もって自分達で運ぶことが出来ますし、大きめの荷物が残ると分かっていれば、手の打ち様がありますので。
また、事前に荷物を運んでおく場合、後から引っ越し屋さんが大きな家具を持ってくるわけですから、邪魔にならないところに置いておくと、後々、面倒な事にならなくて済みます。
これを理解していないお客様を引っ越し屋さんは非常に嫌がります。
次回は引っ越し料金をまけてもらう方法についてお伝えします。